[問診でいかに疑うか]
カイロプラクティックの禁忌症は、
刺激を避けなければならない病気(癌、出血しやすい病気、高熱の出る病気、伝染病など)です。
問診で疑うことの重要性ついてのエピソードをご紹介します。
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数年前、当院の患者さん(Aさん)のご紹介で、70歳前後の男性(Bさん)が腰痛で来院されました。
問診を取っている段階で、癌の疑いがあり医療機関の受診歴を確認しました「5、6件病院を回ったがなんとも無い、異常なし」との事、、、
しかし、疑念はぬぐいきれずその日は検査とほぼ刺激を加えないように注意して終わり
「近いうちにもう一度病院の受診をお願いします。」
とお伝えして帰っていただきました。
それ以来、Bさんは来院されませんでした。
一ヶ月後、Aさんが来院されたので
「その後Bさんはいかがですか?」
とお聞きしました。
すると、Aさんは
「Bさんは、○月○日に亡くなった」
Bさんは当院の受診一週間後に亡くなられてました。
腰痛の原因は癌の腰椎転移だったのです。
Aさんに詳しく話を聞くと、Bさんのご家族は末期癌のことはご存知でしたが、ご本人への告知はなされなく痛みが続くため色々な病院の受診して改善しないので、相談されAさんもその事は知らず当院を紹介した。
という事でした。
あらためて、カイロプラクティックの施術にあたり「深い医学的知識を持つ、その上で問診で疑う」の重要性を感じた事案でした。